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zoom RSS ≪135≫成長をもたらす競争とは

<<   作成日時 : 2012/12/16 09:39   >>

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◆競争社会がもたらすもの

現代社会の風潮として、
個人における学歴、仕事、報酬といった競争だけでなく
国家間の競争など、
多くの人が競争社会の影響を受け、
疲弊しているように見受けられます。


本来、競争、切磋琢磨は、
多くの人が成長し、社会も進化していく推進力であり、
そのこと自体は肯定されるものです。

例えば、ゆとり教育が一時期もてはやされても、
結果として失敗に終わったように、
競争のない世界は、
成長への目的意識が薄れやすく、
停滞、堕落や退廃が起こりやすくなります。



競争は進化の推進力であるのです。



しかし、何のために切磋琢磨するのか、
その目的を見誤っているのではないでしょうか。


単なる競争のための競争、

相手を打ち負かすことで
自らの正当性や優位性を誇示したいという自己顕示、

仮想敵国を設定し、自国を優位に持っていく戦略、

そのような使われ方をしている場合があります。



確かに、こういった考えにより、
一定の成果を得ているのかも知れません。

しかし、一方で、必要以上に「敵」を生みだし
自らの立場を危うくしているようにも見えます。


このような、「他を排し、自らが優越するための競争心」
という使われ方により、

隙あらば、自分を倒したいと思う「敵」を生みだしたり、

同時に、打ち負かされた側が傷ついたり、
挫折や焦燥を感じたり、
不安、不幸、孤独から他者との接触自体を拒むなどの、
ノイローゼ現象等も生みだしています。

このように、競争に対する考え方や態度により、
善き成果が生まれることもあれば、
逆に、「生みだすべきでない」ものを
「創造」してしまうこともあるのです。



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◆創造の責任

人間には「創造」の自由があります。
自分の考え方や行動により、
何かを生みだす自由があります。

しかし、その自由には責任が伴います。
生みだしたものに対する責任、反作用が伴います。


競争は、成長という「善」をもたらし、
競争は、敵や挫折などの負の産物をもたらす。

この、生みだした善と悪とのどちらが多いかにより、
その競争の意味が問われます。
そこに責任を持たなければなりません。


もし、負の産物の方が多いならば、
敵を生みだしたならば、
そこに、何かが欠けているのです。

敵を生みだしたのは自分の責任です。


本来味方であるべき家族を敵にしたり、
本来味方であるべき上司や部下を敵にまわしたり、
本来協力者であるべき仲間を敵にまわしたり、

自らが敵を創造したことで、
敵を倒すという不要なエネルギー消耗が生じ、
本来なすべき目的が遅延・阻害されてしまうのです。


また、相手を敵にしてしまうことで、
本来活用することのできた「可能性」の道も閉ざします。

もし、敵が味方であれば、
あの人脈を活用することができた、
あの技術を取り入れることができた、
別の成長分野に取り組むことができた、
商売が成立し、互いにメリットを享受することができた。

このように、相手が所有するものや、相手の縁により、
自らの可能性も拡げることができたかもしれないのです。

可能性という選択肢を閉ざしたのは
敵を創造したからです。

自らが創造したものが何かによって
その反作用が起こります。
反作用が自らにとって善きものでないならば、
自らが創造しているものを注意深く観察し、
その創造を止め、創造したものに変更を加える必要があります。

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◆軌道修正のカギは「関心」と「感謝」

同じ「競争」であっても、

一方では、切磋琢磨により、互いに成長し合い、
同志としての一体感も強めることもある。

しかし、一方では、勝者敗者の明暗を分け、
敵を生み、
自らの阻害要因を増やし、
自らの可能性・選択肢を潰してしまう。

その違いを生みだしているのは、
相手への関心と、
相手の存在への感謝があるかどうかです。

相手への関心・感謝なき競争は、
やがて、その反作用が自らに負の影響をもたらします。

もし、もがけどもがけど、敵ばかりが増えると思うならば、
考えてみてください。
自分は自分のことで一杯で、他者への関心など無かった、
感謝の気持ちなど枯渇し、不満で一杯だった。

思い当たる節があるならば、
それは、自己中心的な自分に責任があります。


もし、本当に成長したいのならば、
真実の成功を得たいのならば、
ほんのひと時でよいので、考えてみてください。

・相手は、自分のことをどう思っているのか?
・相手は、自分にどうあって欲しいと思っているのか。
相手にとって、自分が敵である必要があるのか?
・相手が大切にしているものは何なのか?何を守ろうとしているのか?
・相手は、何が実現すれば幸福なのか?どのような理想を抱いているのか?

このように、相手の気持ちになって考えてみてください。

そして、機会があれば、勇気を持って相手に聞いてみてください。
かなりの確率で、相手は自分が想像していたことと
全く別のことを考えているでしょう。

それほどまでに、自分は、
真実の相手の姿を「知らない」のです。

相手を正しく理解していないから、
相手が敵のように見えているのです。

理解しあえば、敵ではなくなります。

そして、次に、感謝の思いを強めてください。
例え、相手に対する感謝は持てなくとも、
まずは、身近な存在に感謝してみてください。

・家族への感謝。
・協力者への感謝。
・仕事があることへの感謝。
・肉体があることへの感謝。
・毎日、食べ物に宿る「いのち」をいただいていることへの感謝。
・心臓や肝臓といった臓器が働いていることへの感謝。

このように、当たり前と思っていたことの一つ一つに
あらためて感謝してみてください。

そして、感謝のエネルギーで満たされたならば、
敵と見えし相手にも、感謝を向けてみてください。

自分として、直接感謝する気持ちが湧かないという場合、
相手の家族や部下、相手のことを感謝する人の立場に立って
相手に感謝を向けてみてください。
間接的に、誰かの立場に立って、相手に感謝してみるのです。

そうすることで、相手が何を背負って生きているか、
そのことに思い至るでしょう。

そして、相手をとりまくものを少しずつ理解でき、
間接的に感謝することができるようになったら、
相手にどうなって欲しいか考えてみてください。

どうなれば、相手を取り巻くものを幸せにできるのか。

そして、自分には何ができるのか?

単に相手を敵として廃絶するのではなく、
どのように振る舞うことが、相手のためになるのか?

それを考えてみてください。

単に相手を言い負かすだけでなく、
相手を生かす為の生産的な何かを
提言できるようになってきます。


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自分も、そして相手にも成長をもたらすカギ
それが、「関心」と「感謝」です。

これにより、単なる勝者敗者の明暗を分けるだけの競争から、
共に成長し、その力で互いに助け合う関係が生まれます。

人には創造の自由があります。
単なる敵を生みだすのか
切磋琢磨し、共に成長し、互いに助け合う仲間を生みだすのか。

その選択は、自分がどう考えようとするか、
その決断にあるのです。

勇気を持って、自らの人生をより善きものに変革してください。

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