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zoom RSS ≪100≫なぜ、日本人は嫉妬深いのか?:「調和からの発展」のために

<<   作成日時 : 2007/10/03 06:43   >>

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日本人は、嫉妬深いといわれています。


勢力・人気がある間は、「長いものには巻かれろ」式に、媚び諂い、
必要以上に持上げます。
しかし、ひとたび成功者の足元が崩れ、隙を見つけたならば、
蓋をしていた嫉妬心の集合想念が、怪物のごとく攻撃を始め、
再生不能になるまで、徹底的にいじめ抜く傾向があります。

これは、事例を挙げるまでもなく、多くの人が認めるでしょう。

ただ、なにゆえ、日本人は成功者に対して嫉妬深いのか?
そして、それは、単なる「悪癖」でしかないのか?
その部分に対しての考察が充分でないと感じます。

ものごとには両面があり、個性・特質が大きいほど、陰が大きく
なります。つまり、「嫉妬深い」という陰は、個性・特質を示し、
その部分の光を当てた側が、前面に押し出されると、長所となる
のです。

では、「嫉妬」の反対側にある「長所」とは、何なのでしょうか?

それは、一つには、「和をもって尊しとする」という、古来からの
『調和を重んじる』マインドの長所です。

もう一つには、全ての人が、努力によって成功する可能性を持つ、
『可能性の平等』という、システムの長所なのです。



■「調和を重んじること」と「嫉妬」

単一民族かつ農耕民族であった日本は、古来より調和を尊び、
異質なことや、和を乱すことをよしとしませんでした。

これは、社会を集団的に向上させる、ひとつの長所です。
ある意味で、社会主義の理想とするところでもあるでしょう。
(日本は、社会主義が唯一成功した国だとも言われています。)



しかし、閉鎖的で外部からの変革の刺激が少ないため、
閉じた世界にありがちな「足の引っ張り合い」型嫉妬社会が
形成され易い面があります。

また、一般的に、調和型の人間の方が、自分が優位にあるとき、
相手を見下す傾向が、個人主義の人よりも強いように見えます。
差の少ない社会の方が、ちょっとした格差が、大きな力を持つ
ように錯覚し易いのです。
(これは、格差問題を論じる姿勢に出ています。日本の格差は、
他国では誤差のレベルかもしれません。)

この調和型社会において、ある程度の方向性をもつために、
長老者の意見に従うという「年功序列」システムと、
以前にあった判断に従うという、「前例主義」が力を持ちました。

「誰もが年をとる」という平等のもと、「年功序列」は、窮めて
平等で、嫉妬の生まれにくい制度だったと言えるでしょう。

また、「前例主義」であれば、特異な判断が生まれにくく、しかも、
判断者が責任を取らなくてよいので、他者の嫉妬を受けにくく、
調和型社会では重用された判断方法でした。

しかし、嫉妬を回避するのに適したシステムは、安定型の社会に
おいては効力を発揮しても、現在のようにグローバルで、かつ、
日進月歩の変化の激しい時代には、「停滞」即「脱落」を意味し、
生き残りが難しいといえます。




■「可能性の平等」と「嫉妬」

日本のもう一つの特徴として、「可能性の平等」があります。
これは、福沢諭吉など諸先輩方が、学問、努力が報われる社会を
築いてくださったお陰で、すべての人が、努力によって成功する
可能性を持っているという、素晴らしき社会が形成されています。

そして、全ての人が、可能性を持っているからこそ、
自分ならざる人が、その成功を得ると、「嫉妬」が生まれるのです。
もしも、自分に全く可能性のないものであれば、「嫉妬」しません。
「もし、○○さえあれば」「もし、××さえなければ」、自分も、
その成功を手にしたかもしれない…という可能性があるから、
他者の成功が妬ましいのです。


例えば、仕事においても、「専門職で入っても経営者になれる」
という可能性がある国というのは、凄いことなのです。その点、
アメリカやドイツなど、欧米では、個人主義が非常にはっきりし、
しかも、その個人がなすべき職務が明確に線引きされています。

職務に携るには、相応の学歴・資格が必要であり、ドイツでは、
その職業の選択の可能性が若干12歳で決定されてしまいます。
日本で言う中学レベルで、既に、実学中心の、スペシャリスト
養成学校に通うか、ゼネラリストとして総合大学に進むかが
選別され、その枠組みを乗り越えるには、一から学び直す必要
があり、かなり難しい状況なのです。(一部成功者あり)

したがって、経営トップになる人は、経営トップへの道があり、
その道以外を選択した人は、最初からある程度の出世しか望んで
おらず、バカンスと、年金生活の計画への興味の方が強い様です。


ところが、日本では、誰もが出世を夢見、ビジネス書コーナーで、
色んな人が、経営書やMBA関連等の書籍を手にしている姿を
見かけるということは、とても素晴らしいことです。
それだけ、多くの人に、努力に応じて道が拓けるシステムが定着
しているということなのです。


このように、「可能性がある」からこそ、そこに、自己責任の自覚
が必要となり、そして、自己責任であると感じつつも、充分納得
できるレベルるまで自分は努力できていない…と潜在的に感じて
いるからこそ、それを実現している人に嫉妬してしまうのです。



■「嫉妬」の解毒剤


このように、嫉妬社会には、嫉妬が生じやすいだけの特徴があり、
それは、日本の長所でもあったのです。

「調和の精神」を持ちつつ「可能性の平等」を持つ。

このように、「調和」と「進歩」の両面において、
そうであることが「当たり前」と誤解するほどまでに定着して
いる国というのは、私の知りうる限り、日本しかありません。


日本は、「調和からの発展」を実現する


最有力候補なのです。



これは、先人の方が遺された
日本の最大遺産であります。




そして、乗り越えるべきテーマが「嫉妬」です。

日本が、あたらしいかたちの「調和からの発展」を実現するため
「嫉妬」を克服しなくてはならないのです。


「嫉妬」の解毒剤。
それは、「感謝」と「祝福」です。

「調和の精神」という日本古来からの誇るべき精神と、
「可能性の平等」という、近年組み込まれた、「努力からの発展」
のシステム。
この両者をつなぐ架け橋となるのが、「感謝」と「祝福」です。

そして更に、「自分の成功」と「他人の成功」、
その両者の架橋となるのも、「感謝」と「祝福」なのです。


日本は、日本発のあたらしい経済原理「調和からの発展」を実現
するために、「感謝」と「祝福」の力を強めなくてはなりません。


それは、ただ日本一国のためだけではなく、
世界に対し、あたらしい時代を示す「天命」なのです。


このメッセージが、どれだけの方に伝わり、
どれほどの賛同を受けるかわかりません。
しかし、それが「天命」である限り、
日本人が、実現の努力をしつづけることは使命であり、
責任でもあるのです。


各々の持ち場で、「調和からの発展」の世界を創造する。
それが、私たち一人一人の天命でもあるのです。

一人でも多くの方に、このメッセージをうけとっていただき、
あたらしいうねりが起こることを心より願っております。

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