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zoom RSS ≪112≫ 経営幹部養成講座:「不変」と「流動」

<<   作成日時 : 2008/04/06 23:44   >>

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「苦あれば、苦あり。」

想定外の変動の中、経営に携わる皆様のご苦労を察します。

この、時代の激流に飲み込まれ、難波しないために必要なのが、
「不変」と「流動」の二つの観点です。

変化の中で混乱する原因は、全ての事象がゴチャ混ぜに認識され、
何が不変なるもので、何が流動的なものであるかの整理がつかず、
自らの依拠すべきものを見失うことにあります。

何が変化すべきもので、
何が変化しないものであるのか。

激動の時代だからこそ、この「不変」と「流動」の観点を踏まえ
時代の意味を読み、確固たる信念で乗り切ることが必要です。




■流動的なるもの



変化するもの、流動的なるものを捉える際に心がけたいことは、
まず、変化する時代の流れ、時代の方向性を見抜く努力です。

変化に対し、ともすれば、場当たり的に対応し、
全てを突発的な出来事と感じがちです。

しかし、変化には、「変化を誘発した何か」があるはずです。
その何かを探ることです。

現在の変化は、必ず未来の予測に繋がります。

一つ一つの小さな変化は、バラバラに動いているように見えて、
実は、それば「大きな時代の流れ」という磁石に吸い寄せられて
変化という反応を起こしています。


なぜそのように言い切ることができるか。
それは「変化は、非常にエネルギーを要するもの」だからです。


変化それ自体が、大きなエネルギー磁場の証明です。


変化には、変化の理由があり、
変化には、変化するだけの大きなエネルギーが作用しています。
まず、そのエネルギーの実在を認めることです。

そして、認めたならば、見抜こうと努力することです。

これで、あなたの会社は、変化の激流に揉みくちゃにされている
企業に一歩、抜きん出ることができます。

たとえ見抜くことができなくても、見抜こうと努力するたけで
変化を客観視できるようになります。
これが、変化に飲み込まれない一つのコツです。



そして、もう一歩リードする秘訣が
「方向性」というキーワードです。

バラバラに動いているように見えて、
実は、一定の方向性があります。
その方向性とは、他ならぬ、巨大なエネルギー磁石の方向です。

この流れがどう変化していくのか、それを見抜くためには、
どの方向に、巨大なエネルギー磁石が存在するのか
見極めなくてはなりません。


例えば、現在の巨大エネルギー磁石のキーワードは「精神」です。

物質的に満たされたはずが、満たされない。
その理由は「精神の欠落」です。
物質的繁栄は、精神的幸福を支える道具であったにもかかわらず、
物質的繁栄が目的になってしまった、それが二十世紀の繁栄です。

数々の偽装があばかれ、社会問題になっていることも、
降って湧いた事件ではなく、「精神」という観点からすると、
透明性・信頼性を高めるために、当然通過すべき課題であったと
理解できます。

更に、昨今の狂気の沙汰の事件も、精神的な教育を軽視したツケ
であることは、言うまでもないことでしょう。


また、政治のねじれも、数で決める衆愚制に安住し、政治のプロ
として努力を怠った政治家を燻りだす形となるでしょう。
国民が求めるのは、数に没する政治家ではなく、納得できる
徳高き政治家集団です。個としても高い能力、判断力、統率力、
徳力、教化力等を持ち合わせ、集団としても世界を牽引しうる、
日本型・徳治主義的民主主義への移行です。

この大きな流れに向かい、政治家の真偽が問われ、旧態依然と
したメタボ政治家は脱落し、筋肉質で俊敏な精神を持つ新しい
政治家による、機動的な政治が動き始めるでしょう。
現在の無残な政治状況も、その流れにおける産みの苦しみだと
言えるのです。

もちろん、その期間を短くするか否かの選択は、私たち国民に
委ねられているという責任も自覚しなければなりません。


このような実例は挙にいとまなく、一つ一つの変化や事件は
大きな変化のエネルギーの存在を指し示す「方位磁石」であり、
その指し示す方向を見ていくことで、その先にどのような
エネルギーが存在しているのか知ることができます。

そして、この変化の先にあるエネルギーを見抜くことで、
変化を先取りし、変化の中で、変化を超えることができる企業
として生き残ることができるのです。

これが、「流転的なるもの」に対する考え方です。



■不変なるもの

そして、もう一つの観点として大切なのが「不変なるもの」です。

どんなに時代が変化していっても、変わらないものがあります。
この変化しないものを、一つの拠り所とし、流転的なる世界の
足場としていくことが大切です。


そして、不変なるものの根拠をたどると、実は、「人間である」
というところにたどり着くのです。

この「人間である」ということは、あらゆるものを内包し、
抽象的かつ理解しにくいものであります。

もちろん、移り変る心や、姿かたちに目を向ければ、
これほど変化するものもないといえます。

しかし、人間だからこそ、変わらないものもあります。

どんな聖人君子であろうと、犯罪者であろうと、
お腹もすけば、眠くもなる。
子供の頃には成長し、年をとれば皺ができる。
病気になれば痛みや苦しみを感じ、
どんな人も平等に、必ず死の時を迎える。
愛しあえば幸福を感じ、嫌われれば悲しみを感ずる。

そして、あまりにも当然で気づきにくい重要ポイントが、
パスカルの言う「人間は、考える葦である」という観点です。
人間は、必ず「何かを考えている存在である」ということも
非常に重要な「不変なる事実」です。


このように「人間である」ということ
この部分に対する追求も企業として重要な課題です。
「人間である」という根本に立ち返ることで、色々な発見が
与えられるでしょう。

そして、どんな仕事であろうと、商品やサービスを最終的に評価
するのは、「人間」です。この観点も大切です。

評価する主体である人間の研究こそ、変化の激しい時代の中で
生き残る道を模索する早道となりうるのです。


人間として大切なことは何か?



この不変なる定点の追求も、一つの課題として、
取組むべき価値のあることであると思います。


以上、今回は時代の激流に飲み込まれ、難波しないために必要な
「不変」と「流動」の二つの観点についてお伝えしました。
かなり観念的な内容ではありますが、それぞれの立場で具体的に
考えるためのよすがとなれば幸いです。




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